Twitterをはじめてみる 

 Twitterを始めてみる。

 というより、半年前くらいに大学時代の先輩(いまは中国大陸を飛び回って仕事をしておられる)に「Twitterおもしろいよ」と聞いてソッコーで登録したものの、なんのことやらさっぱり分からず放置していたのだった。

 いきなり「つぶやけ」と言われても。である。

 しかしやってみないと分からないもので、ポチポチとつぶやきながらTwitter本を読むことでなんとなくこのサービスのすごさが分かってきた。

 世界の今現在が反映されているのである。たった140文字しか書けないので、みんな思いついたら反射的に書き込む。情報の発生と流布までのタイムラグがほとんどゼロなのである。

 Googleが買収しようとしたが、Twitterは断ったそうだ。ウェブサイトの更新が世界中にGoogle経由で周知されるまでに数時間から数日はかかるが、Twitterはまるでゼロ。

 ハドソン川に飛行機が墜落した事故の第一報がTwitterだったという意味が分かった。

 読まなくてもいい、返事が来てもほったらかしていても気にしない、というゆっるーいサービスでこんなに支持者を得てしまうというところがいかにも次世代的だ。WEBサイトは面倒だ。ブログは簡単になったがそれでも手間がけっこうかかる。掲示板は荒れる。mixiはわずらわしい。

 WEBの革新的ツールの中でも破格だ。ミニブログなんて紹介をされているけれど、これはブログになぞらえるのは正しくない。TwitterはTwitterでしかない。だから、やってみないとこの手触りはすごく分かりにくいと思う。

 だからわたしも長い間放置していたのだ。

 効率のいいインプット装置を持っていないと時間を使すぎるのは難点だが、やってみる価値はありますよ。

 OKAMOTOAtusiで検索すれば、すぐにわたしに会えます。



[2009/11/21 01:59] よもやまコメント | TB(0) | CM(1)

最新のカワウソ写真 

otter.jpg

 ついに公開。最新カワウソ画像だ。ノートリミング。撮影は10月29日夜7時50分ごろである。

 ああ、しかしなんて中途半端な画像なんだ。露出はアンダーだし、手持ちしていた強力HIDライトの光が橋に反射してハレーションを起こしてしまっているし。

 それでも、この1枚だけカワウソの姿がハッキリと写っていた。左手に重いライト、右手にストロボ付きの一眼レフを持ち、必死で撮影した臨場感だけは感じていただけるだろうか。

 画面の右上に写り込んでいる白い橋げたの左側に太いシッポをもつ動物が認められると思う。これがカワウソである。

 これがこの夜長時間にわたって目の前で魚を追い続けたマッスルなチョグンシル君である。目を細めると水底の岩の上に水かきのついた広い前足を乗せているのが分かる。

 夜間+水中の動物ストロボ撮影というのはほんとうに難しい。考えられる限り最悪の状況かもしれないなあ(と自分をなぐさめる)。よく動物写真の舞台になるアラスカなんて、夏は1日中明るいし幸せなもんだ。

 いっぽう、フィールドの先輩山田さんは元テレビ屋で、今回もムービーで撮影したのだが、こちらはびっくりするくらい長時間の鮮明な画像を得ている。すごい記録映像になりつつある。映像記録が進むにつれ、長時間の直接観察にくわえて映像を繰り返し見直すことが可能になり、今後の調査方法の再検討も進む。


 最近ニコンとキヤノンから発売されたデジタル一眼レフカメラは高解像度・高感度のムービーを搭載しているためフィールドでの記録に使えそうで、機材の検討も進んでいる。

 キヤノンのEOS5D MarkII、EOS7D、ニコンのD3s。フルサイズCCDかAPSサイズか、フルハイビジョン機能搭載機で画質を稼ぐか。しかしプロ機のように重すぎるのは機動性に欠ける。

 ライティングと考えうる撮影手法を考えてみても、しばらくは動画の時代かなあ、と思う。静止画像は動画から切り取ることもできるのだ。

 私の使っているのはまだフィルムカメラのニコンF3。ISO400を1600に2段増感して撮影している。いくらなんでも、そろそろデジタルだなあ。ISO12800なんて普通になってきてしまっている。

 とりあえず、昨日は倍率7倍、視野9.3度の広視界双眼鏡をヤフオクで落札。来春の調査までに観察用のシステムを作り上げるのである。



[2009/11/14 03:48] フィールドニュース | TB(0) | CM(3)

韓国カワウソ調査最終日 

 韓国のカワウソ調査もいよいよ今晩の夜間観察を残すのみとなった。6日中観察に成功したのは5夜に渡った。打率は8割5分。

 なかでも40分ものロング観察に成功したのが2夜。その他にも長時間の目視・ビデオ撮影に成功し、5月の春調査に続いてカワウソの生態を間近で仔細に観察することができた。

 なんといっても大きいのは、長時間観察ができるようになったため、いよいよ個体識別ができるかもしれないところまでたどり着いたことだ。

 これまで橋の上から観察していても毎晩現れる個体が同一個体なのか別個体なのかがなかなか判別できなかった。サルみたいに顔が分かりやすかったり、トラみたいに縞模様があったり、ザトウクジラのように尾の模様が1頭1頭違っているわけではない。しかし、エサの捕りかたやライトへの反応のしかた、体色が各個体によって相当個性があることが分かってきた。

 一昨夜捕食シーンを長時間観察したチョグンシル君は、きっと昨夜わたしが長時間観察した個体と同一である。ライトはまったく気にせず、逆にライトの光を魚を捕るのに利用すらしているそぶりを見せつつダイナミックに魚を捕り続けた。カワウソの顔は上下につぶれたような形をしているのだが、このチョグンシル君はちょっと真円に近い顔つきをしていて、マッスルでバイオレントな泳ぎを見せる。

 急いでいる時は両方の後肢をそろえてドルフィンキックしつつ、繰り返しバタフライをした。

 ちょっといたずら心を出して橋の上から口笛を吹いてみたが、まったく反応しない。そこで「オーイ」と声を出して呼んでみたが、これにすら気にも留めない。

 このチョグンシル君の余裕のおかげで、フィルムカメラでのスチル撮影もすることができた。重いライトを左手に持ったまま、200ミリレンズとストロボを付けたニコンF3を右手で支え、8─9メートル付近にピントを固定してストロボをたくというアクロバチックな撮影だったが、10枚以上シャッターを切ったので、1枚くらいはまともに写っているのがあるのではなかろうか。

 本日30日は川の上流部と山間部にある貯水池とを車で調査し、田舎町まで出てきて食堂でカルビタンをすする。なんで韓国の食事はこんなに美味なのであろうか。食堂のテーブルで無線LANを拾うことができたので、そのままWEBに接続。

 川の上流はどこまで行ってもカワウソの痕跡(フン)が残されていて、今後のフィールドワークに大きな課題がまたできてしまった。行動範囲は予想以上に広い。

 知れば知るほど自分の無知について知ることになる。これぞフィールドワークの醍醐味だ。観察と撮影が簡単にできるようになってしまった今、観察・記録手法、機材、人員確保など大きなブレイクスルーが必要になってきている。

 フィルムの現像が上がってきたらブログでもお目にかけようと思う。2週間たっても何も書いてなかったら、何も写ってなかったんだ──と憐れんでやってほしい。




[2009/10/30 14:42] フィールドニュース | TB(0) | CM(2)