DAYS JAPANをなくしてはならぬ 

 パレスチナやチェルノブイリの報道で知られるフォトジャーナリスト・広河隆一氏が責任編集者をつとめる報道写真誌・DAYS JAPAN(デイズ・ジャパン)をご存じだろうか。「奇跡」と言われた創刊から2年以上、発行を続けてきた。

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 その広河氏が今日届いた7月号(6月20日発売号)の編集後記でこう書いている。

「(前略)ところで本誌だが、イラク戦争1周年に創刊されてから、2年4か月になる。創刊自体が奇跡だと言われたが、奇跡はこんなに長く続いた。英語版も4号まで出すことができた。しかし奇跡がいつまでも続くわけはない。購読者をいっそう増やさないと本誌は確実に終わる。心から支援をお願いしたい。」

 切実な存亡の危機にあることが分かる。驚いたことに広河氏みずからネット交流サイトのmixi(ミクシィ)に情報交換のためのページ(「コミュニティ」と呼ばれる。名前は「広河隆一」)を立ち上げ、雑誌の拡販のためにアイデアを募っておられる。「mixiって何」とこないだまで言っていた広河さんがいきなりのコミュニティ立ち上げである。それも一般公開で。体裁をかまわずに雑誌の存続にあらゆる手段を取る意思が見てとれる。

 広河氏にはことし5月に、5日間にわたってその謦咳(けいがい)に接することができた。その感想を交えていえば、今回のなりふりかまわない行動も、私などモノマネすらできないほどのすさまじい責任感で取材活動と現地支援活動をしてきた氏ならではの行動だと受け取った。さらに尊敬の念を深めている。

 わたしはDAYS JAPANを創刊から購読しており、何度もその写真に目を剥かされた。(だいいちいま日本に写真雑誌はDAYS JAPAN以外ない)。なにか協力できることはなかろうかと思い、自分の金を出すことを含めて以下の提案を「広河隆一」コミュニティに投稿した。読者のみなさんもアイデアのある人は投稿し、写真展を催したりチラシを周囲に配ったりすることで協力できることがあれば、ぜひ参加をお願いしたい。

 これまで奇跡の発行をつづけてきたDAYS JAPANの定期購読者を8月までに1000人増やす奇跡は、ワールドカップの決勝トーナメントに日本代表が出場する奇跡よりよっぽど現実的だろう。

 以下、コミュニティに投稿したアイデアの投稿を転載する。

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1 金のある人は金を出す
 私のイトコに大学生2人がいますので、この2人に定期購読をさせることにしました。ラッキーなことに臨時収入がありましたので金は払ってやります。定期購読者を増やすにも、いっぱしのおとなに勧めるのはなかなか難しい面もあります。ですが、大学生・中高生になら、プレゼントにして「押しつけ」ても年上の特権で許される面があります。お金のある人はとりあえず若者をターゲットにして購読をプレゼントしてはいかがでしょうか。お金のない人も飲み会の2〜3回我慢すれば可能でしょう。

 デイズジャパンは将来の長い若者にぜひ読んで欲しい内容ですしね。

 デイズジャパン、来年の年末には「お年玉にデイズジャパンを贈りませんか」キャンペーンはいかがですか。(じつは今回のも送ればせながらのお年玉・入学祝いの意味もあるのです)

2 ブログに書こう
 ブログをやっている人はブログに記事を書いてリンクを張りましょう。ブログを持っている人はどれくらいいらっしゃいますか?たぶんmixiを使ってらっしゃる方の中にはそうとうな数のブロガーがいらっしゃるのではと推測します。

 経営が厳しいという微妙な内容ですが、どこまで書いていいのでしょうか。HIROPRESS(筆者注:広河氏の事務所)から詳細ご指示いただければ、すぐにでもブログに記事を書く人はたくさんおられましょう。

 とりあえず私のブログ(http://kakogawawatcher.blog54.fc2.com/)にデイズジャパンHPへのリンクを付け、6月号を広告(アフィリエイト)しました(やり方が分かるまでに2時間かかってしまいました…。FC2ブログを使っている方で知りたい方はお教えします)。


3 広告を増やす
たまたま手元にあった05年11月号を開きますと、広告は

・株式会社アウレオ(表紙ウラ・健康補助食品)
・山田養蜂場(裏表紙ウラ)
・ピースボート(裏表紙)

の3件だけです。広告を増やすことをもっと考えていいのではないでしょうか。日本の企業経営者は非常に多様です。「ジャーナリズムの本道」を標榜する雑誌に広告を出そうというのがたった3件だけなわけはありません。 ボランティア活動を支援している企業も沢山あります。

 雑誌の最終ページに「支援金をお願いします」とはありますものの、広告出稿の募集はありません。「広告に依存しない」を標榜している週刊金曜日ですら、広告募集にはヨリ積極的です。オピニオン誌ではなく写真誌ですから、広告出稿への心理的ハードルはずっと低いと思います。

 たとえば「企業サポーター」と銘打って広告のページを作り、中小の広告を大量に集める。画像の提供は企業側にまかせて、サイズを「◎×◎」とサイズ指定して集める。会社のロゴだけでもいいですよね。それで広告料を取って掲載する。編集意思が明確な中央の雑誌に広告を出すというのはたとえば地方企業にとってはある種「誇り」になりえます。地方の書店オーナーなどをはじめとした広告主を対象に、比較的安価、たとえば数千円から数万円での広告出稿を募集してはいかがでしょうか。

 条件さえ整えてやれば広告掲載や商品を販売したい人がものすごい数いることは、ネット広告、ブログ、アフィリエイトの隆盛で証明済みです。


4 企業の購読者をふやす
 1個人より企業のほうが年間購読料8700円を出すことへの壁は当然低くなります。先にも述べたとおり企業の経営者は多彩ですから、デイズを購読してくれる可能性のある企業は沢山あるはずです。また、社内で複数の目に触れますから、宣伝効果も大きいでしょう。

 とりあえず脈のありそうな企業をできるだけたくさん有志からリストアップしてもらい、デイズジャパンから勧誘チラシ、見本誌を送るというのはどうでしょう。めくらめっぽうに送りまくるよりは相当絞り込めると思います。

 対象企業を集める方法としては、デイズジャパンHPにおすすめ企業を書き込むフォームを作り、購入してくれそうな企業を紹介してもらうというのはいかがでしょうか。

 喫茶店・飲食店なども大勢の目にふれますからたいへんよかろうと思います。

 企業経営者・飲食店オーナーはデイズジャパンを会社や店に置くことで侵略や戦争を止めようとする意思を表現することができる。そのツールを提供するわけです。そういう表現手段を潜在的に探している人は多いでしょう。何も意思表示は「赤い羽根」だけではないわけです。

 アメリカで「私たちの軍を支持します」という意思表示で黄色いリボンを付けているクルマが沢山あります。ああいった意思表示ツールをデイズジャパンが提供できないかとも思います。

 もしなにかグッズを作りたい・デザインしたいとあれば、ご相談に乗れると思います。オリジナル商品を扱っている雑貨屋の仕事もいまやっておりますので。ご連絡ください。


5 「フォトジャーナリストのタマゴ」の参加企画を
 写真というメディアはファンが多い。GWのフォトジャーナリズム講座に日本はおろか世界中から当初定員を大幅にオーバーする50人(60人?)も参加した事実が証明しています。誌面のクオリティを下げるわけではなく、新しい写真家が投稿できるよう掲載ハードルを下げたページ「投稿ジャーナリズム」を設置すれば、写真専門学校に通う学生などへの認知度が上がるのではないでしょうか。

月刊誌に載る可能性があるというのは報道写真を志すものにとって大きな励みになります。写真のサイズは小さめでもいいですから、掲載へのハードルを下げてフォトジャーナリストの登竜門のような形で。企画としても面白いと思います。
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 以上5つの提案でした。

 あとは基本的な情報提供がもっと欲しいと思います。いつまでにどれくらい購読者を増やしたいのか、1000人増という広河さんのご指摘はありましたが、「ただちにあと1000人」と「1カ月ごとに100人ずつでいい」というのとでは具体性がまったく違いますし、有志のやる気にも差がでます。

 広河さんこれをご覧になっていらっしゃったら、いくらか情報提供をお願いできませんでしょうか。

 以上、とりあえず5点提案します。乱文たいへん失礼いたしました。
[2006/06/19 23:41] よもやまコメント | TB(0) | CM(6)