梅田望夫氏が薦めていた『ヒトデはクモよりなぜ強い』(オリ・ブラフマン/ロッド・A・ベックストローム、日系BP社)を読了。
軍隊型の上意下達組織とまったくちがったスピードと性質を持ったヒトデ型組織。グーグルの提供するネット時代のサービスやIT企業が代表だが、視点を変えればスペイン人が制服するのにてこずったアメリカ先住民のアパッチ族やアメリカが撲滅できないアルカイダも同じ組織形態を知らず採用しているという指摘がおもしろい。
トヨタの工場やAppleのiTunesはクモ型組織とヒトデ型組織のハイブリッドなのだ。なるほど。
おもしろかったフレーズを一つ引用。
「そして、分権の第二の法則は、ヒトデを見てもクモだと勘違いしやすいということだ。音楽ファイルの交換に熱中する一〇代の若者や、アリゾナ州の沙漠で暮らす先住民の部族に初めて遭遇した人間は、往々にして、彼らの潜在的な力に気づかない。従来とはまったく違うものの見方をしなければ、理解できないからだ。」(同書p35)
意識的に組織にヒトデ的要素を入れこむにはどうしたらいいのか。これが現在の疑問である。