町のデザインに一貫性は? 駅南の真ん中は大型交番 

加古川駅南広場図


 加古川市がJR加古川駅南側広場の計画案を発表して、各新聞にも概要が掲載されました。しかし、この駅南広場が完成しても、混乱した交通状態に解決の見通しはまだ立たない。おまけに、駅南広場には中心部にこともあろうに2階建ての交番が立つ予定で、またもやセンスを疑われる駅前になっていきつつある。

 市の高架対策課によると、今回の計画で解決を目指した課題は
一、自家用車と公共車両、歩行者の分離
一、加古川のイメージを重要視
一、駅を中心に活性化
一、バリアフリー化
などでした。

 まず同課指摘の、加古川駅前整備の問題点を挙げてみます。最大の問題は、ヤマトヤシキ東を北上する駅前進入路と駅のコンコースの遠さだと同課は言います。道路の拡張工事によって、駅前交通のかなめは駅前通り商店街からヤマトヤシキの東側の県道へと移った。しかし駅舎の入り口は相変わらず駅前通りの延長線上にある。加古川駅は、駅の入り口(図左上)と車の出入り口(図右下)とが対角線に位置しているのでした。

 この斜めの動線を自家用車と公共車両で分け合わなければならない。計画では駅前広場の東側を一般車両・西側を公共車両用の駐車スペースとして分けました。広い駅前ロータリーには自家用車は入れなくなります。これは公共車両と一般車の分離からみてしかたないでしょう。しかし自動車の動線が頻繁に交差するという問題が残りました。図中の矢印が車の動きですが、けっきょく出入り口は図右下の県道しかないので、動線が頻繁に交差する結果になっている。

 ちなみに駅西から線路沿いを駅前に入ってくる道路はなくなります。どうしても駅前で歩道と交錯するので、これも仕方ありません。西からの車のためには駅前西には小さな専用ロータリーができる予定。図ではM印の西側です。

 図を改めて見ていると、駅の東側は空き部屋だらけのサンライズ加古川ビル、南はヤマトヤシキの巨体と、西側は区画整理の進んでいない旧市街。いったい駅前の整備はいままで何を目標にしてきたのか非常に疑問だ。使いやすい駅前になるまでに、いったいいつまでかかるんでしょうか。

 駅周辺の整備はいまに始まったことではありませんが、市高架対策課は
「これまでの担当職員も精一杯頑張ったのだとおもうのですが」
と言う。当分は相変わらず自動車交通が輻輳(ふくそう)するややこしい駅前になるのは仕方ないようだ。

 相変わらず腹の立つのは、駅南西側の歩道地帯を「里の渡し」、サンライズビルへ向かう東側通路を「杜(もり)の渡し」などと陳腐な名前を付けていること。こういう利用者が実際にイメージするはずがもない愛称をつけるのはいい加減にしろという感じです。今の駅前ロータリーに「タワーパルコ」なんて名前が付いているのを誰か知っていますか。

 なのに、図のMの位置にはまたもやモニュメントができます。あまりくだらないものを作ると、グラフィティ少年によるスプレーペイント攻撃の格好の餌食になるので注意してください。

 問題は交番の位置だ。「加古川のイメージを重視」(同課)するなら、なぜ2階建ての交番(図中X印)が広場のど真ん中に来るのか。

 同課の答え。「駅南の真ん中にあることで、違法駐車や犯罪を抑止する意義がある。また、駅前のどの場所にも駆けつけやすい」。この交番は警察官が常駐する大型交番に取って代わるそうである。

 この2階建て交番は駅から出てきた人の目をさえぎる場所にできることになる。新モニュメントは待ち合わせの目印にする予定だそうだが、ここからも交番は丸見えである。加古川の印象を交番にしたいのか。毎日の生活を取るか、万が一の事件事故の時の警察の便利さを取るのか。
[2006/02/24 06:08] 加古川・兵庫 | TB(0) | CM(2)

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[2008/08/20 15:26] 不倫 [ 編集 ]

こんにちは

http://jump.sagasu.in/goto/blog-ranking/で取り上げられていたので見にきちゃいました。またみにきますね〜。

[2006/02/24 06:09] どんべぇ [ 編集 ]

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