清流・夢前川 

 また川の話。今度は地元です。

 兵庫県の加古川市に住んでいると、近隣にあまりいい川がない。必然、カヌーツーリングや水遊びのためには清流を求めて遠出することになります。

 遠出を前提にしてしまえば、加古川という場所も悪くはありません。地元に清流はないけれど、3時間圏内にいろんな川が味わえる。

 南紀はちょっと遠めですが、思い切って足を伸ばせば清流がたくさんある。四国三郎吉野川は高速道路が整備されたおかげで、アクセスが大幅に改善したし、徳島県の南部へも近くなりました。東に向かっては、長良川へも岐阜ならちょうど3時間程度で行ける。あまり清流とはいえないものの、岡山県に行けば吉井川や高梁(たかはし)川もある。

 河川としての加古川は見るべきものがありません。なにしろ河川の勾配が、たしか日本の一級河川の中でいちばん緩い。ゆっくりゆっくり流れ、周囲が開けているものだから人口が多く田畑も多い。悪いことに兵庫県はゴルフ場の数が日本で2位です(1位は北海道。納得)。年中濁りが強く、堰が多くてカヌーで下ってもあまり楽しめない。

 こんな加古川からでも、時間が空いたときにサッと行って帰ってこれるのは姫路の奥にある夢前川(ゆめさきがわ)くらいでしょう。ここはかなり透明度が高く、上流に行くと希少種になったオヤニラミが見られます。

 この夏は雨が少なかったので期待していなかったのですが、26日に訪ねてみると水量豊富・水質無双のこれまでで最高の条件でした。そう「雷三日」で強い雨が先週数日にわたって叩きつけたためですね。増水した水がちょうど透明度を取り戻したばかりだったのでした。

 小さな川で取水堰が多いためカヌーで下ることはできませんが、泳いで遊ぶなら最高の場所です。

 堰堤の落ち込みで潜ってみると、オイカワやカワムツが大群をなして泳いでいて、見ているだけで気分が高揚する。ちょっとヤスを持ち出してきてお遊びていどに魚と追いかけっこ。陸に上がってみると、羽化への最後の旅なのか、ヤンマのヤゴが脱ぎ捨てたスリッパの横を歩いていた。

 これくらいの清流が自宅の近辺にあったら満足なんだけどな。

 ちょうどこのブログを書いている今も強烈な雨が雷とともに叩きつけています。今週末ごろ、ちょうどまた水が澄み始めるでしょう。もう一度訪れる価値あり、です。
Image-20070828214000-363.gif

(画像はwww.tenki.jpからレーダー画像をいただきました。急な雨の時、どこでどれくらい降っているかなどを調べるのに非常に重宝します。雷雲が西から迫っているとき、このサイトを見ればどれくらいで雨がやって来るか予測が可能です。)
[2007/08/28 22:26] フィールドニュース | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kakogawawatcher.blog54.fc2.com/tb.php/114-c9f2e47c