ドローンを買わないあなた、何なら買うのかね 



 土曜日は朝市で朝食をたべたあと身体をやすめ、新しく買ったドローンMavic Airのフライト練習に出る。

 じつは木曜日夕方のライディングで転倒してかるく負傷してしまったのだ。片手ライディングの練習中だった。調子がついて「お、ジャンプだってできそうだぞ!」となってきたころに突っ込んだフープス(凸凹凸凹のこと)でハンドルがねじれて

「ぐちゃ」

というかんじでコケた。合気道で何万回と稽古した受け身も、ここまで複雑な転倒にはつかいこなせない。修行が足りない。太もも基部をハンドルバーで強打し、左半身も地面に打ちつけたようで首が痛い。

 片手ライディングは下半身によるマシンホールドの練習としてとてもおもしろいんだけど、コケたら最後、前にほうりだされる。ハンドル握ってないんだからあたりまえだが、気づいてなかった。



 というわけでバイクには乗れないので最近購入したドローンMavic Airの操縦練習に出たわけだ。

Mavic Air DJI
https://www.dji.com/jp

 このドローンはウエストバッグに収まっちゃうほどの大きさ(これがいちばん感動的にすばらしい)なのに、飛行時間は実質15分くらいを確保できる。旅先での撮影にはもってこいだ。バッテリを4本買ったので約1時間飛行できることになる。

 ドローンで迷ってる人は、個人用や旅行用ならまずこれを買うといい。業務用やプロカメラマンでコンパクトじゃなくていいなら、もっとおおきなPhantomとかMavic Proあたりが飛行時間が長くておすすめだ。大きい方が風にも安定してる。

 ちなみにMavic Airはプロポ中央のスイッチポンで切り換えられる「スポーツモード」を使うと速度リミッターが解除になる。するとドローンレースのようなアホみたいな速度で飛ばすことができる。頭上ギリギリをフルスロットルで飛ばすともうリアルスターウォーズみたいである。時速68.4kmだそうだ。(ちなみにほんとのドローンレースは100km/hを軽々超えるそうだ)



 10万─15万円くらい出せばこんなとんでもないものが手に入る世の中になって、ほんとうに幸せだ。でも、けっこうまわりのオトナに「興味ある」「ああドローンね、知ってる」といいつつぜんぜん食いつかない人がおおい。正直おどろいている。

 こんなすごいもの買わずに、いったい何だったら買う気になるんだろうか。10万─15万円と書いたけど、もっと安いのももっと高いのもいーーっぱいあります。

 じつはドローンの購入はこれで3台目だ。最初はもう3─4年も前だろうか、手のひらに乗るオモチャのドローンでたしか3980円(プロポ付きでですよ)だったが、3台のなかでいちばんショックをうけたのはこのオモチャドローンだった。たった数千円で手に入れたものをいとも簡単に自由自在に空間移動させることができ、マイクロSDカードで写真撮影すらできるのだ。

 技術的・生産的な常識がガラガラとくずれ、この価格と性能をささえている中国の製造業の急速なレベルアップとプログラマーの数と優秀さを想像してひたすら感動した。いったいどうやってこんな価格で作るんだこんなもの。

 アゲハチョウみたいに小さいので風にはひたすら弱かったけど、庭で飛ばして「ドローン勘」をやしなうのにとても役だった。

 その後マジスペックのDJIのファントム3を購入して仕事のイベント撮影に使い、その後もっと小さいのがほしいなぁと思っていたら、屋外系人生の大先輩である北海道のスケノブさんがMavic Airを買ったと知り、スペックなど確認しないで手に入れたというわけ。こういうことはスケノブさんのまねをしていれば万事まちがいはないのだ。

 案の定値段は下がり、圧倒的に小型化して性能はアップしていた。なんていいものを手に入れちゃったんだろう。



 考えてもみてほしい。個人でヘリ飛ばして空撮ができるのだ。そんな世界が1500万円ではなくたった15万円で手に入る。運転免許も必要ない。人からカネ借りるか、断食してでも試さない手はないと思う。奥さんが反対?オンナにわかるわけないんだよそんなもの。

 みんな好奇心が摩耗してしまったのだろうか。

 おそろしいスピードでITが発達してさまざまな機器が生まれ、ネットで共有されて一気に普及して買われ、それを資金にさらにどんどんレベルアップしていく。こんなご時世にせっかく生まれたのに、「時代の玉露」みたいなこんなおもしろい道具をさっさと試さなくていったい何だったら試すのだろう。

 そのへんが正直いっていちばん気がかりなのだ。この国は。



[2018/03/20 00:23] よもやまコメント | トラックバック(-) | コメント(-)