仕事がおもしろくて没頭しているうちに1月が終わってしまった。乱暴だけどひと月ぶんの日記をまとめて投稿します。
1日。寒い元日。年始挨拶&年取りに実家へ。おとそを飲んで、今年は小さな家族が1人家族が増えたことを改めて言祝ぎつつ、数え年で35歳になった。恒例の親戚合同八幡神社参りに昼過ぎからお出かけ。みなさんに新年のご挨拶。お年玉を息子にたくさんいただき恐縮する。
八幡の厄神さんには家中大過なきことを祈念する。年をとると現実的で地味なことを祈るようになる。伯父の家に移動して年始の宴。ひと回りも年下だったイケメンで秀才のいとこたちが就職時期を迎えるようになっていることに感動する。
夕刻、母方の祖母宅に行き、また宴会。今年の正月はわが心の友である南紀の備長炭炭焼きのトオルちゃんが家族ごと我が家で新年を迎えているので、なかなかにぎやかで楽しい。2100時くらいに帰宅しておおみそかからの寝不足をいやす。
2日。昼から高砂の鹿嶋神社に初詣に──と思ったが、国道2号線のあまりの込みように断念して一路南下、高砂神社へ向かう。高砂神社は規模は大きくないものの、たたずまいに重厚感があるとてもいい神社だ。お参りして熱々の玉子カステーラを食べる。きゅうに思い立って、トオルちゃん一家と加古川の数少ない温泉「みとろ温泉」に行くことにする。正月2日から温泉に使っていい気分だ。
夜は加古川東高校バドミントン部の同窓会に東加古川へ。ハラちょんの婚活話で大いに盛り上がる。
年末・年始にかけて大量の友人に再会したが、30代なかばの同級生たちの集まりは必ずといっていいほど婚活の話になる。みなさん「焦眉の急」である。結婚していず、相手探しに苦労している知人の共通点は「選びすぎ」というところだ。「まあこのへんで手を打っとくか」という妥協がない。齢を重ねて知恵はいよいよ付いていくので、「理想の相手」像はどんどん暴騰していくのだが、結婚はそのように完璧を求めていてはできるはずがない。
思いきりとあきらめ、そして後は、テキトーに選んだ相手と幸せになるためにいかに努力するかだ。最大の課題は「結婚後の行動」にあって、誰といかに結婚するかではない。
わたしたちの1世代か2世代前までは、3軒むこうのケンちゃんとエミちゃんで「まあええか」と結婚していたのである。それでも成り立ってきた、というよりは、そちらのほうが結婚制度の運用としてはグローバルスタンダードであるのはもちろん歴史的なスタンダードでもあったはずだ。お互い納得いくまで選びに選び抜くというような婚姻戦略を選択した民族は、社会的コストが高すぎて存続しなかっただろう。現に、いま日本がそうなって出生率を減らしている。
自省をこめて振り返ると、通常は恋愛関係から結婚へと進むため、結婚は一大画期かつ大ドラマだと感じられるかもしれない。わたしもそう思っていた。しかしじつは妙味が出てくるのは結婚してからである。「誰でもよかったのだが、この人と一緒になった」というところがキモである。
3日。朝の5時までトオルちゃんと話し込む。本日は恒例の高校の同窓会「新年益田会」である。ぎりぎりの11時に起床して会場設営。薪ストーブが入ってからは寒い思いをすることがなくなり、七輪の一酸化炭素による頭痛に悩まされることもなくなった。しげ真から寿司が出前で届き、そのほか尾頭付きをはじめご馳走が並ぶ。
今年はまた北林さんら新しい顔ぶれが参加してくれてにぎやかな会になった。イトコのケイスケとかナガオカとか、まったく同窓生でもなんでもないメンバーもいるが、こういうめちゃくちゃな集まりが好きである。
正午から始まるのだが、いつも最終電車まで10時間以上もみんなで話し込むことになる。益田先生は三線を披露。「今年はまた格別楽しかった」というお言葉がありがとうございました。
4日。3月まで4カ月間参加するマーケティング講座「MP講座」の宿題を午前中にやる。薪割り。
トオルちゃんは午後イチで南紀に向けて帰っていった。翌日は消防団の出初め式があるそうだ。
リョーちゃん、ケイスケ、ヨシカワといっしょにロックバンドTOMATO OISTERSの演奏練習。4曲デモ録音をする。なかなかの仕上がり。
5日。息子といっしょに朝風呂につかりすぎ、ギリギリ出社で仕事始め。年末にレイアウト変更をして不要物をいっさい取り払って広くなったオフィスで仕事を始める。MP講座の宿題を3時間遅れで提出。そのままEINSHOPの今後について構想を練る。カミサンがスペイン語教師の新年会で不在のため実家で夕食。
6日。芦屋合気会の稽古始め。渋滞に巻き込まれ、5分遅れで稽古場に入ると、新年の記念撮影のシャッターが下りたところだった。まったく間が悪いスタート。
稽古後はちかくのかごのやへ移動して鏡開き。ぜんざいを食べる。
神戸の弟宅に行き、カメラのカツミ堂に寄って帰宅。自宅に伯母のノリちゃんが来て一緒に夕食。
外付けのハードディスクの調子が悪くなっていたのでAppleの無線LANルータ兼ハードディスクであるTime Capsuleを購入していたのが届いた。あっさりと設定が完了。これまで使っていたAirMac Expressと2台になり、Time Capsuleを親機にしてブリッジ接続。Expressにはスピーカーを接続してどこからでも音楽を鳴らすことができる強力な無線LAN網となった。Time Machineの初回バックアップが始まったので、ほったらかして就寝。
7日。出社して自席の片づけと商品写真の試し撮りなど。
8日。EINSHOPの社員総会議。EINSHOPの今後のロードマップを社員スタッフ全員にプレゼンテーションする。景気の悪いなか、雑貨屋をギフトショップにするための策を説明する。これからしんどくもおもしろい道のりが始まりそうである。
9日。カミサンと息子を加古川駅に送り、姫路商工会議所にMP講座に出かける。第2課題の発表は準備不足を露呈してうまくいかず。懇親会は辞退して実家に戻り、夕食。自宅へ戻り、悔しいのでさっそく課題に取り組む。午前2時就寝。
10日。35歳の誕生日。
6時に起床、Miniで高速道路を東へ飛ばす。畑まで冠雪している湖北を通りすぎ、岐阜市へ。
岐阜市内の長良川河畔で翼の短い猛禽が車の上に飛来した。もしやと思って車を止め、Swarovskiで覗いてみると、やっぱりハヤブサであった。高いビルなどにも時折営巣することがあるというが、こんな市街地でそんな簡単に見られるものなのか。それとも、これまで鳥類にあまり私が興味がなかったから見落としていただけなのか、よく分からない。
義理の姉家族のところにお年始の挨拶。先乗りしていたカミサンと息子に合流する。午後は義理の母といっしょに千代保稲荷神社へ初詣に出かける。めちゃくちゃな人出でごったがえす狭い参道を通ってお参り。おさい銭ではなく、途中でワラシベにぶら下げたアブラアゲを30円で買ってお供えするのがこの神社のお参りのしかたである。ごった返しているのにみんな手に手にアブラアゲを持っているので、晴れ着が心配な神社だ。おさい銭箱の前にもうひとつ箱があって、みんなそこにアブラアゲを放り込む。心ない参拝者が放り投げたアブラアゲがおっさんの禿頭に命中するのを目撃してしまい、笑いで涙が出た。これをしてアブラハゲというのであろう。
商売の神様であるが、一家平安を祈願する。
うずたかく積もったアブラアゲは係員が集め、社務所の前で無料で「おさがり」として分けてくれる。運良くひと袋を手に入れることができた。
昼食は有名なナマズの蒲焼きを食べる。年来の宿願であったおちょぼさんのナマズである。背開きにして甘辛いタレで焼き上げたナマズはとてもおいしかった。冬の川魚はうまいのである。ナマズの蒲焼きとエビフライ定食という「中部地方だぎゃあセット」で誕生日をお祝いする。義理の母の頼んだ刺し身定食の刺し身はコイの洗いであった。
夜は姪っ子が出演するピアノコンサートを見に岐阜市文化ホール。中部大会、全国大会への出場をかけた録音をかねたコンサートで、オリジナル曲を披露する。Leica M7で演奏場面を撮影する。こういうときにMは音が小さくていい。シャッター音とはふつう「パシャン」とか「シャキ」とかいう耳障りな機械音だが、M7は「コトン」というような低い「物音」にしか聞こえない。
義理の姉の家に戻り、誕生日ケーキをいただく。
11日。義理の母を岐阜駅に送ったあと、カミサンと息子を連れて金華山に出かける。岐阜には学生時代の長良川カヌー旅を皮切りに何回も来たことがあるのだが、金華山には上ったことがなかった。ロープウエーで数分。岐阜城の天守からSwarovski双眼鏡で四囲の風光を望む。遠方の山々に年末からの寒波による残雪。
この山より南方は一面の平野で、周囲を睥睨する好立地であるのが分かる。山肌はマツや落葉樹が徐々に常緑樹に乗っ取られつつある。ずいぶん長い間伐採や火事がなく、ぼちぼち極相林になりつつある山だ。
西へと家路に就く。関ケ原を越えると、薄暮の伊吹山は山体がすべて雪に覆われた荘厳な姿で灰色に暮れようとしていた。
自宅に戻り、まるみラーメンの出前で夕食。
12日。新年から「EINSHOP便り」を発行することになったので、そのための商品写真撮影。会議2本。
13日。朝から写真撮影続き。JRに乗り芦屋合気会のお稽古へ。正面打ち。
稽古後、梅田の双眼鏡望遠鏡専門店・協栄産業へ。弟の誕生日にNikonの8x20HGというコンパクト双眼鏡を購入する。小さいがすばらしくシャープな見え味だ。わたしが使っているLeicaのUltravid8x20に遜色ないのではないか。これに比べるとコーワの8x25はあきらかにボヤけた印象。SWAROVSKIの新ELシリーズSWAROVISIONが店頭に展示してあったので、覗かせてもらう──が、すばらしいのは分かるものの店の前で覗いただけでは他の高級双眼鏡との違いがよくわからない。よく分からないくらいすごいのだろう。なにせ30万円である。ほかの42口径双眼鏡に比べて軽く、最短合焦距離は1.5メートルという超近距離(自分のスニーカーのつま先にピントが合うのには驚いた)、買えば一生ものだが、30万円もする。
いつかはこの10x42を手に入れよう。長距離で鳥を見るときには、やっぱり10倍が欲しくなるときがある。
これまで生きてきて、すばらしい道具はいつもわたしを新しい世界に連れていってくれた。最近の、そしてこれまででいちばん極端な例がSWAROVSKIだった。
7倍のSWAROVSKIを手に入れてから、これまであまり気にしていなかった鳥類の観察眼がついた。視野が広くなったのである。子どものころから虫やザリガニやカメばかり探して生きてきたため、常に地面を注視するクセが付いてしまった。昔の8mmを見ると、子どもの私は旅行先でも道路の側溝ばかり見て歩いている。猫背になったのもこのせいである。
それが、年末にSWAROVSKIを手に入れてから、あまりにすばらしい見え味に鳥を探すクセがついてしまった。すると、鳥というのは身近にたいへんな種類が棲んでいるとういのが分かった。これまで猛禽類などトビしか見たことなかった(見たことがないと思っていた)が、自宅のすぐそばの加古川の川原にもトビ、ミサゴ、チュウヒと少なくとも3種類がいるのである。年末には仕事のあいまに弁当を食べに出た川原でミサゴがカギ型に翼を曲げながら瀬にダイビングして魚を捕らえて飛び去るのを見た。
SWAROVSKIのすごさを知ったのは、500メートルも離れたミサゴが捕まえた魚がニゴイであることがシルエットから分かり、約1.5キロ先に飛び去ったあとも、山の木に止まった鳥と白く光る魚がくっきり視認できるのである。倍率は7倍という低倍率なのだが、双眼鏡の実力は倍率ではなく解像度なのが痛いほど分かった。
自宅の周辺にはモズのメスが毎日やって来る。隣の空き地のクリの木に止まっては周囲を見渡し、地面に虫を見つけては飛びついて食べている。モズは冬の間、オスとメスが別々に行動してナワバリを作る。オスより地味でぼんやりした色合いだが、かわいらしい鳥である。モズが自宅周辺に常時いることすらこないだまで知らなかった。
カワウソのヤマダさんと韓国の川に行った時に驚いたことがある。ヤマダさんは川面を継続的に注視する必要がある調査をしながら、山のはるか上に止まっているフクロウを見つけてしまうのである。「この人は生物探知器か!」と思ってしまった。
SWAROVSKIのおかげで、わたしも相当「鵜の目鷹の目」が身に付いてきた。いぜんはバードウォッチングみたいな間接的な遊びの何がおもしろいのかと思ってきたが、鳥はとにかく種類が豊富だし、折々に見せる表情もそれぞれに変わっているし、なにより鳥そのものがとても美しい。このバードウォッチングを上質なライブ劇場に変えてくれるのが、高性能な双眼鏡なのである。900グラムもあるのだが、いつも持ち歩いている。おかげでカメラを持ち歩く頻度が下がってしまった。カメラのレンズも通にとってはひじょうにおもしろいらしいが、双眼鏡はカメラよりずっと直接的なのでおもしろさが分かりやすい。
旅行に行くなら、ぜひ双眼鏡を持って行くことをお勧めしたい。高級カメラの何分の一の値段。1万円でもずいぶんいいものがあるし、3万円出せば一生ものだ。アウトドア派だけでなく美術館や博物館が好きな人も必携だ。ヤフオクもあるしね。
このNikonの双眼鏡が弟を新しい世界に連れて行ってくれることを祈る。
14日。加古川でファッションショーを30日に開催する「おちびのおてて」というお母さんグループがあり、スタッフのミゾグチさんが来社。EINSHOPのオリジナルバッグをお貸しすることになった。
EINSHOPが昨年発表したマザーズバッグはじわじわと売れている。もともと「じわじわ商品」として開発したので、この売れ方で正しいのである。変わったバッグであるが、これまでのマザーズバッグの常識をいくつかの点で破っていると思う。色使いがビビッドで、重さが実際より軽く感じ、ヤッターマンみたいにどてっ腹がパクリと開いてしまうという驚くような機能も盛り込んだ。もしよさそうなバッグが見当たらないという方はいちどご覧になってください。
15日。午前中はEINSHOPのメルマガを執筆。午後は中国道を飛ばして宝塚の清荒神へ。「EINSHOP便り」の取材に出かける。荒神さんは台所やカマドの神様をまつった神社で、参道にとにかく女性向けのいろんな物売りが出ていて飽きない。おいしいもの、かわいいものだらけ。それもちょっと年配の女性が喜ぶようなものばかりなので、売っているものの品質が高いのである。
しっぽくうどんとぜんざいを食べ、メザシとか干し柿とかせんべいとか、いろいろ買ってしまった。ほんとうに楽しい。デートにぴったりだ。
本日、自宅の至近距離にアジア料理屋「アガン」が開店。ネパール人の夫婦が、ネパール料理はもちろん、インド、タイ、ベトナム、韓国などアジア一円の料理を作るという思い切った店である。お二人とも日本語がほとんどできないのが心配だが、根強く客を付けていってほしい。初日の客はどうやらわたしたちだけだったようだが……。
16日。MP講座の宿題など所用山積のため、合気道の稽古は休む。仕事の合間に薪割り。薪割りは稽古のつもりでやる。
17日。八幡町で薪の伐採・採集作業。直径45センチのナラの大木を含め、合計4本を伐倒する。倒す方向を間違って下敷きになると即死するので緊張感がある。45センチの大木の着地は相当な迫力があった。こんな大きな木を倒して燃やしてしまっていいのだろうかとも思う。祖父に軽トラを借りて2往復して運ぶ。2回目の運搬は限界に近い山積み。推定重量800キロ。荷積み制限を半トンオーバー。巨大な丸太が庭に山積みになる。あと1回で来年の薪は確保できよう。手伝ってくれたケイスケ、サンクス。
18日。10時からEINSHOPの朝イチ会議。厳格なデッドライン管理にもとづく会議をスタートさせた。みんなの尻をたたくのがわたしの仕事である。つまり嫌われ役。若いときから自分を変人だと思ってきたので、嫌われても平気。案外向いているかも。
「EINSHOP便り」の原稿を作成してレイアウターのリョーちゃんに送る。
仕事のやりかたをマニュアルとして残すことにした。各スタッフのせっかくの工夫が後世に残されないのはまったくもったいないからである。
19日。社長と奈良西大寺へ。EINSHOPの姉妹店・リフィルを訪問。売り上げ厳しき折にもかかわらず、イシザキさんご夫妻は元気に営業中。熱帯魚を店内で飼っていたので驚いた。子どもが店内を荒らさないように気を引くのだそうで、効果は抜群だそうだ。ニモちゃんが目の前で泳いでるんだからね。
自分とスタッフの仕事のタスク管理ソフトにRemember The Milkという変な名前のiPhoneアプリケーションを購入する。これが非常に使いやすい。Macともリアルタイム連動して、アラート機能はもちろんメール送信によるタスク追加機能もあり、デッドライン・担当者の変更もすぐにできる。タスク管理のハブとしてしばらく試用してみよう。
20日。失念。芦屋合気会のお稽古は休む。
21日。朝から神戸のEINSHOPの開発事務所PowerOfficeへ。EINSHOP便りの校正作業を昼までにすませ、そば屋で昼食。1430時から開発会議。会議のやりかたを会議時間短縮とデッドライン重視を中心に監督する。
神戸大丸のそばのメガネ屋へ。SWAROVSKI双眼鏡を使い出してから、自分の眼鏡の質の悪さ、傷の多さに気付いたので新調を考えている。調べてもらったところ、現在使っているフィリピンで作った眼鏡は過矯正気味であるうえに、目の焦点とレンズの焦点が合っていないことが判明。いかにもフィリピン的なシゲシゲ(ええかげん)仕様であることが判明してしまった。今の高級レンズはレンズ表面の曲線と目の焦点をすべて計測して個人個人に合わせて曲げ、削り出すのだということを知った。すごいなあ。めちゃくちゃ高いけど。
22日。カミサンは11カ月の息子を連れて飛騨に帰省。朝から出社して輸入担当者採用について会議。その後終日オフィスで仕事。夕食は実家でキムチ鍋。韓国のキムチを食っているので、パンチが弱くて物足りない。
23日。昼下がりまで実家で仕事。午後はMP講座の課題を進める。甲南合気会はまた休まざるを得なかった。痛恨。
24日。バンド練習日。要のミキサーヨシカワが多いに遅刻したため、1曲しか録音できず。夜は岡山・日生港から取り寄せたカキでパーティ。EINSHOP加古川のフジモトさんとキョーコちゃんもやって来る。半焼けになったカキを開いてチーズとマヨネーズを垂らして焼くと、即席ピザのようになって旨いことがわかった。8人でバケツ2杯のカキ殻を生産する。午前3時まで話し込む。
25日。午前10時からEINSHOPの朝イチ会議。終わって午後イチで本社に向い、会議2本。その後新規出店のための物件調査に出かける。視認性が悪いことをのぞけば駅前で人通りも多く、広さもちょうどいい。好感触。EINSHOPはこれから増えていきますので関西各地のみなさんよろしくね。
MP講座の宿題をやる。そろそろ煙突が詰まりだした薪ストーブの前で寝袋に入って寝る。
これまで熱すら出したことがなかった11カ月の息子が初めて病気にかかり、新型インフルエンザであることが判明。熱もたいしたことはないので心配ない。
26日。午前6時起床。マーケティングセミナー「MP講座」の課題を仕上げて送稿。しばし仮眠する。
EINSHOPの女性スタッフ、タノちゃんの25歳の誕生祝いでアジア料理のアガンへ。料理の出てくるのが多いに遅れ、1時間の昼休みが1時半まで延びてようやくみんな仕事に戻る。午後はSEO対策を含めた会議2本。
27日。朝8時半に出社。コーノ君の妹がEINSHOPの商品撮影スタッフとして初参加。撮影方法を指導する。芦屋合気会の稽古へ。
本日でオオヤ君は芦屋合気会の稽古最終日。立派なお坊さんになるため、2年間の永平寺修業に入ると聞いて驚く。相前後して甲南合気会の門をたたき、芦屋合気会でもいっしょに稽古してきた仲であり、はからずも坊主頭コンビでもあった。けっこうさみしい。稽古後、「なまぐさ納め」でコクブさんの店に高級神戸肉ステーキを食べに行くそうだ。神戸大丸のレオナール・フジタ展を見た後、2次会からわたしも参加。ビリヤードを楽しむ。福井県に行った時には永平寺をたずねることを約してお別れ。オオヤ君がんばってね。
28日。午前3時からAppleの新製品、iPadの発表会見が始まる。夜更かししてWEBのテキストライブ中継に見入る。iPhoneを大きくしたもの、というおおかたの予想からは外れていなかった。思ったよりも驚くような機能は見当たらなかった。
だがしかし、iPhoneとのセットで社会に与える影響ははかりしれない。iPhoneを使い込んでいると、この小さな端末が多くの業界に与える影響に背筋が寒くなる。たとえば、計算機や電話やウォークマンのかわりになるのはこれまでの携帯電話も同じだが、高性能の録音機であり、ブリタニカや大辞林まで入ってしまう超高性能の電子辞書であり、カーナビであり、万歩計であり、電子ブックリーダー(=本)であり、スケジュール帳であり、メモ帳であり、新聞雑誌であり、地図であり、データ保存装置であり、ステレオのリモコンであり、コンパスであり、テレビ(YouTube)であり、そしてもちろんゲーム機でもある。
文字の入力がとてもしにくかったけれど、これがiPadで解消され、高性能ワープロとしても使えるようになる。いろんなものが必要なくなり、iPodとiPadだけあれば事足りるようになる。身の回りからデータを扱う道具が消え、iPhoneに集約されるようになってしまう。
めちゃくちゃ便利なのだが、そしてAppleのファンでもあるのだが、果たしてそんなにApple1社があらゆるものを独占してしまっていいものかと思うことがある。
午後はEINSHOP京都四条を見に行く。藤井大丸の担当者と懇談。折しも1600時から阪急デパート河原町店が閉店会見をしていると知らされる。今後の焦点は空いた店舗に何が入居するかだ。H&Mなんかが乱入してきたら、客層に若者が多い藤井大丸は大変である。閉店は今年秋とのこと。EINSHOPはまだまだ京都のお客さんに知られているとはいえないけれど、雑貨+ファッションの楽しさに便利さを加えた商品展開を考えているとお伝えする。
清水寺の茶わん坂でカミサンにマグカップを買う。いい器はいい値段。柿渋染めのトートバッグも買ってみる。柿渋を使うと、色は地味だが水や摩擦や虫に強くなり、まるで天然のPVC加工をほどこしたようになる。しかも経年変化が美しい。EINSHOPのオリジナルバッグが作れたらおもしろいのだけれど、受け入れられるかどうか。
29日。0830時に出社して棚卸し作業。ひじょうに商品数が多いので、棚卸しは大変である。細かい細かい。しかしスタッフもだんだん慣れてきて、午後早い時間にはメドが付く。
夜、ディレクターのリョーちゃんとEINSHOPオンラインの産直プロジェクト「デリシャス・アイン」の年間計画を練る。
27日に誕生日を迎えた弟にNikonの双眼鏡をプレゼントする。ずいぶん前から双眼鏡を探していたので、おおいに喜んでくれた。こちらも嬉しい。
30日。MP講座のスクーリング日。わりとソツなく自分のプレゼンテーションを終えたような気がするものの、他の参加者の課題進行状況には目を見張る。焦るなあ。仕事ができる人っていっぱいいます。
最終締め切りの3月2日まであと1カ月。全力で企画書を作ることを決意する。EINSHOPの行く末を占うことにもなるのだから。
31日。リョーちゃんと新店舗物件の再度調査へ。「ついで寄り」ができる立地なのを再度好評価。スーパーや商店街も元気だ。日曜日なのに人通りも多い。さてみなさん、この街はいったいどこでしょうか。ヒント。加古川と神戸の間です。
書店でたまたま見つけた週間朝日MOOK『筑紫哲也』がおもしろい。あまりカドを立てず正面から反論しないキャスターとして批判もあったが、その「カドを立てず百家争鳴を許す」姿勢こそが筑紫哲也式だったのだとあらためて知ることができた。
東加古川の喫茶店明日香で午前0430時まで滞在。翌日の朝イチ会議の準備などをする。夜中は広い店内を独り占めできるので、はかどる。コーヒーを飲み終えると親切にもお茶を出してくれるのだが、2杯目がこぶ茶だったのが明け方の唇にしみわたってとても美味だった。