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希少昆虫ヒラズゲンセイ 

 このブログのアクセス数がおととい10万を超えた。

 残念ながら、アクセスカウンターを設置したのは開設してからずいぶんたってからなので正確な数値ではないのが惜しい。しかしケタが一つ上がるというのはなかなか嬉しいものである。

 ご存じの通り、テーマー性を持ったサイトではない。日々の気づきや思考過程、与太、旅行記、動物記、ややシリアスな報道まで混じっているので、検索エンジンからの「集客装置」としてはなかなか機能しにくい。

 そんなブログにいままで10万回もクリックをしてくださったみなさんに御礼を申し上げ、これからもご愛顧を伏してお願い申し上げるしだいである。

 記念すべき10万アクセス最初の記事は、季節にぴったり(だよね)の虫の話題だ。



 LumberJacks加古川の平沼さんからFacebookで連絡があった。自宅の薪を積んである棚にへんな虫がいるのを見つけたという。

 写真を見ると、毒々しい真っ赤な体色に扁平で大きな頭、クワガタを思わせるような大あごが目立つ。たいていの昆虫が持っている機敏さが感じられないおかしな体型をしていて、離れた複眼とあいまって思わず不快感をもよおさせる外観だ。まるっきり見たことのない虫である。

ヒラズゲンセイ

「カミキリムシじゃないか」というコメントもあったが、カミキリムシはほとんどの種類ががっしりとした長大な触覚を持ち、鞘翅(さやばね)のショルダーが角張っていて硬質感がある。この虫は触角は柔らかそうで短く、鞘翅の質感も軟弱だ。切れ味の悪そうな異様に巨大な大あごも、どうも印象がカミキリとはまるきり違うのである。

 夕方平沼さんが持って来てくれたので図鑑で検索してみた。かなりめずらしい昆虫である。名前はヒラズゲンセイという。覚えにくいので平賀源内と覚える。

 ネットで情報を収集してみると、生態がかなり変わっている。

 クマバチの巣に寄生し幼虫はハチが集めた花粉ダンゴをちょうだいして成長するらしい。寄生性の昆虫はたくさんいるからそれはいいとして、

(1)親はクマバチの巣で産卵する
(2)孵化した1令幼虫はクマバチの巣の入口に集まり
(3)クマバチの体にしがみついていったん巣の外に出て行き
(4)幼虫から前蛹になって帰って来て1年目の冬を越し、
(5)終令幼虫、蛹と変態しながら2年目をすごし
(6)2年をかけて初夏に成虫になる

といったことが分かっているものの、いったん巣の外に出て行ったあとどこでどう暮らしているのかさっぱり分からないようなのだ。だいたい、わざわざクマバチの巣で卵を生むくせに、孵化した幼虫がいきなり出て行ってしまうの意味が不明である。なんだか生態まで尻がこそばゆくなるようなヘンな虫だ。しかも有毒なんだって……。

 だいいち奇妙なくらい大きなあごは何に使うんだろうか。よく見てみると、刃渡りばかり大きいくせに根元の部分が妙に左右に狭く、どう見ても強い力は出せそうにない。しかも、大あごにつながっていなさそうな頭部の後方が左右に韓国人のエラみたいに出っ張っていて、バランスを大きく失している。

 熱帯にはちょっと信じられないようなニッチでヘンチョコリンな生きかたをしている昆虫がいることが多いが、どうやらその一派らしい。わたしもニッチでヘンチョコリンな人生を送っているかもしれないが、それはまた別の話だ。

 このヒラズゲンセイ、最初は高知でばかり見つかったらしい。だから最初はトサヒラズゲンセイと呼ばれていた。琉球から東南アジアにも同種がいる。温暖化にともなって生息域を北に広げているらしく、どうやら兵庫県ではまだ100件以下しか記録がないようだ。しかもいろんな県で準絶滅危惧種に指定されている。

 神戸新聞に取材しないか連絡をとってみようと思う。



ヒラズは平頭でゲンセイは「芫青」と書き漢方薬の名前のようだ。
http://www.drugsinfo.jp/2007/12/10-221724


[2013/06/23 01:25] フィールドニュース | TB(0) | CM(2)

北部では希少な昆虫

夏場に鹿児島県南部地方の森林等で昆虫採集を行えばわりと普通に見かけることができる昆虫です。
ゲンセイもクマバチも元々は温暖な場所に生息している昆虫なので寒さに弱く、北上する程生息数も少なくなるからその分発見することが難しくなるんだよね。





















[2015/06/28 15:38] カミキリ屋 [ 編集 ]

毒々しい赤い体色。う~ん、こわいですね。
クマバチの巣から出て、また戻ってくる。まるで、河川から大洋に出て、また河川に戻ってくるウナギのようです。

あのアゴは、実際役に立たないとすれば、コケおどしかもしれません。蝶は羽の模様で、こけおどしするじゃないですか。それと同じです。

ほんと、岡本さんは好奇心360度ですね。これからも、人文社会自然の森羅万象に関するレポートを楽しみにしています。
[2013/06/24 10:13] 壁際椿事 [ 編集 ]

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