加古川Watcherがブログになって初めての選挙となる加古川市議会議員選挙で、候補全員を写真付きで紹介した( http://kakogawawatcher.blog54.fc2.com/blog-entry-44.html)。なかなか先進的な記事でした(笑)。 奇しくもこの選挙の投票日2日前の今月7日、市民参加型インターネット新聞JANJANが「ザ・選挙」という全国の地方自治体選挙の 情報提供サイト(http://www.senkyo.janjan.jp/)を新設した。  地方選挙を活性化させるための試みとして期待している。次回の選挙から選挙ポスターを1枚1枚撮影しなくてもよくなりそうです。 このサイトは全国の都道府県・市町村議会の議員情報を掲載する予定で、まだ空欄の議員も多いものの、今後全国すべての議員を網羅する計画だ。 加古川Watcherでは市議会議員選挙の期間中にも記事を更新してきた。これはインターネットが現行の公職選挙法の盲点だったから何の問題にもならなかった。公選法には報道について新聞・雑誌については規定があるが、インターネットについての細則がない。候補者が期間中に自分のHPを更新してはいけないことになっているくらいなのである。 候補の関係者が選挙運動「的」活動をやったとしても、はたして公選法違反になるのかどうかはっきりしない。選挙事務所が使うチョウチンについては書いてあるのに、ネットについて何も書いていないに等しい公選法は時代遅れも甚だしく、今年秋の臨時国会で審議される見込みになっている。 詳しくはJANJANの記事を参照してほしい。自分の経験に照らし合わせても、ネットの影響による投票行動の変化についての予測などは妥当な推定だと思います。 ▼ インターネットと選挙(1)公選法に記載されていない現状とは▼ インターネットと選挙(2)公選法改正対決▼ インターネットと選挙(3)選挙はこうなる!
工場から排出する煤煙(ばいえん)・粉塵(ふんじん)の量を神戸製鋼が長年にわたって改竄していたのが発覚して大問題になっています。 この問題について、18日(日)の午後2時から別府公民館大ホール(加古川市別府町宮田町3-3、079-441-1117)で「環境問題市民学習会〜神鋼問題と市民生活〜(仮称)」が開かれます。一般の聴衆を募っていますので、時間の都合の付く方は参加してはいかがでしょうか。 問題の発覚後も周辺住民はカヤの外に置かれていましたが、ここから住民への直接説明を神鋼側に求める動きも出てくるでしょう。ひょっとするとデモ行動などにもつながってくるかもしれません。 当日の内容は 1 専門家の講演 2 教育関係者など地元の市民代表によるシンポジウム型の意見交換 3 会場も交えたフリーの意見交換 になる予定です。講師は元神戸大学工学部助手の後藤隆雄さん。専門は石炭火力発電です。 ちなみに当日の資料作成は俺が承りました。いまから経緯を取材しなければなりません。出遅れたなあ。急げ!
神戸市西区で16歳の女性・宮本梓さんが殺害された事件。強い雨の降る12日未明に現場を訪れ、ここで幸運にも事件現場を目撃した男性に話をきくことができた。新聞各紙からのインタビューは受けていないというので、独占インタビューである。 そのまえに事件について説明しておこう。事件があったのは第2神明道路の玉津インターチェンジにほど近いローソン玉津町田中店である。神戸市とはいってもほぼ明石市に近い。発生は8日の午前4時半ごろである。友人の男性と一緒にコンビニに車でやって来た宮本さんは、この友人が買い物をしているのを待っているときに腹部を刺されて死んだ。容疑者は以前つきあっていた加古川在住の男(27)で、すぐにやって来た警察にその場で逮捕されている。凶器は準備していた包丁だった。 目撃者の男性は語る。 「おかしいとおもったのが、犯人の車が被害者の車を尾行をしてきた感じではなかったことです。被害者の車が入ってきて5分くらいしてから入ってきたんですよ」 目撃者は、容疑者の車が被害者の乗った車よりかなり後に入ってきたと話した。コンビニに入るのを確認してからしばらく様子を見ていたのか。殺害を決意するまでに躊躇があったのだろうか。もしくはこの5分間に殺害を決意させるような「何か」を容疑者は目撃したのだろうか。 「宮本さんといっしょにいた男性はコンビニに入って買い物してからいったん外に出ました。そして買い忘れたものがあったのか、もう一度店に入ったんです。支払いをすませて車に戻ろうとして、車の横で刺されて倒れている宮本さんを見つけたんです」 『刺されてる!助けてくれ!』 と動転して、パニック状態で店に戻っていきました。コンビニの店員が2人いましたが、事態を察知し、店の入り口を閉めようとしていましたが、カギが壊れていたのかしまらず、結局店の奥のバックヤードに隠れていたようです。店員2人はずっとドアを押さえつけていたそうですよ」 腹部を刺された宮本さんは、大量の血を流しながらいったん立ち上がったものの、崩れ落ちた。 コンビニからの通報ですぐに警察が駆けつけ、男はその場で逮捕された。 容疑者の男が乗ってきた車は赤いボックスタイプの乗用車だった。「車にはかわいい人形なんかがぶら下がっていて、犯人が宮本さんと車に乗っていたなごりかなと思いました」(目撃者) 殺された宮本さんは事件まえに容疑者と同居していたころ、2度にわたって加古川署に相談を持ちかけていた。また、殺した側の容疑者みずからが「自分を抑えられなくなる可能性があるから、助けてくれ」と警察に相談していたとの話もある。これはワイドショーが報じたらしい。 容疑者があっさり逮捕されたためか新聞では大きな記事がなくなったが、警察不祥事の観点からはさらに追究が必要だ。  このコンビニの前には献花台がしつらえられていた。通常の会議机の半分しかない小さなものだった。置かれていたのは花束2つと菓子類、封の切られた缶ビール、そしてタバコとライター。16歳の女の子の霊前に供えられたビールとタバコが、少女の生前の生活を物語る。メンソールタバコがたくさん供えられているところを見ると、彼女の気に入りはマルボロのメンソールだったか。 花束が2つというのも、いかにもさびしく映った。
17日、 兵庫県三木市にある法界寺を訪れた。1年に1回、土地の武将・別所長治と羽柴(豊臣)秀吉との戦いの模様を描いた「合戦絵巻」が一般公開されるのである。  実際に長治が果てたのは1月17日のことで、年は安土桃山時代の1580(天正8)年。数年前まではこの日に絵巻が公開されていたが、寺のお堂で訪問客があまりにも寒い思いを強いられるということで、4月に移った。 この絵巻は江戸後期の作と伝えられ、讃岐に渡った別所氏の子孫が保存していたものをこの寺に寄贈したものだ。 圧巻である。血みどろの地獄絵図。残酷きわまりない。2畳分くらいある掛け軸型の絵巻が3幅、野口・神吉・志方・淡河…。幾たびにもわたる合戦の模様を一枚に描き出したパノラマ画であった。武将・野武士どもが首をはねられ胴をちぎられ、鮮血みだれ飛ぶなかで雄叫び絶叫している様が描かれている。こんな残酷な絵図とはおもわなかった。   三木市立三木東中学校の教諭・生田淳仁さん(42)が合戦の模様を古文調で語るのも重みをもって迫る。どういう感じかというと、柄つき棒で図の当該カ所を指し示しながら 「長治公、ついにこの春切腹の図は、これなり」 などという。ひと続きの物語はわりに短く20分ほど。もっと聞きたいところで最後は長治が自刃して終わる。口伝えに伝わっている物語だという。生田さんのご先祖もこの語り部をつとめていたそうだ。  (長治公自刃の図) 三木産の刃物は全国的に知られるが、そのそもそもの種を生んだのがこの戦いである。三木開城後の復興で大工道具の需要が伸び、鍛冶屋が増えたのだという。あわれ自害した長治公のおかげでのちの大きな産業を得たようなもので、三木の人々にとっては400年以上前の人物だがいまだに英雄である。1月17日の命日には 法要があり、5月5日には 別所公春祭りが催されている。この日も平日の昼間とは思えないほど多くの地元の人々が寺のお堂に詰めかけた。 私も三木を出自とする刃物屋の系譜の末端に属しているから、長治公には恩義があるわけである。 「三木の干し殺し」と呼ばれる秀吉の兵糧攻めにあい、土壁のワラを食べての持久戦だったと伝えられている。郎党の苦しみをおもんぱかってついに自害した長治の辞世は 今はただ うらみもあらじ 諸人の 命にかわる 我が身とおもえば 寺の壁には「為諸人(もろびとのため)」と書かれた掛け物もあった。 「でも、絵巻と史実とを照らし合わせるとツジツマがあわないところがたくさんあるんですよ。別所氏側の歴史なんですね」と生田さんは言う。歴史が後世の人々の都合のいいほうに曲がっていくのは南京大虐殺でも三木の戦でも同じである。 この法界寺にはさらに古い絵巻物もあるが、例年は公開されていない。次に一般に見られるのは4年先の2010(平成22)年である。  (案内)法界寺は三木鉄道の別所駅から歩いて5分。電話番号は0794-82-4569。
神戸新空港の周辺はまるっきりのサラ地で、駐車場があるばかり。空港島だけではなく、ポートアイランドのうち空港に隣接する部分も軒並みサラ地に寒風が吹きすさび寂寥感にあふれています。  この空港の愛称はマリンエア。セントレアの向こうを張ってまたアホな名前を付けてしまいました。関西が誇る先端流行都市を標榜する神戸は、こんな横文字をありがたがるほうがすでに「精神的イナカモン」の証拠だと喝破してほしかったとおもいます。 対案としては、六甲颪(おろし)による横風で着陸がしにくいというこの空港の名としては、源義経が須磨一ノ谷の合戦で駆け下りた断崖になぞらえ「鵯颪(ひよどりおろし)空港」とでもすればよかった。ちょうど一ノ谷の上空を離着陸の飛行機が通過しますからね。しかしだれも読めないな(私も書けませんでした)。わかりやすく「六甲颪空港」でもよかったかも。それでは巨人ファンが伊丹空港に流れる可能性があるか……。 ちなみに公募された愛称の第2位は 「Air-gate Kobe」 「レッソラ神戸」 の2作品でした。「レッソラ」のほうは、鳥が飛び立つという意味のフランス語essorとLet's sora.の造語だそうです。背筋が寒くなります。 閑話休題。空港の屋上には無料の展望台があります。木製のデッキが貼られたたんなる屋上です。訪問した2月24日午後は、着陸機は西から入ってきていました。 西の海上に見える明石海峡大橋の上にポツリと旅客機のヘッドライト(というのかな)が見えて、しばらくすると低空で進入してきます。海峡にかかる大橋は高さが約300メートルで、旅客機の通過高度は約3000フィートですから、900メートルほど。進入してくる旅客機からの海峡はなかなか絶景でしょう。 ここから須磨の南岸を通って神戸空港に進入してくるのですが、すでに数件、神戸市須磨区・垂水区などの住民から騒音の苦情があったといいます(空港側の話)。海上空港で騒音公害はクリアしやすいはずですが、条件によっては案外騒音がひどいのかもしれません。 こうして着陸する旅客機を、新空港の展望台では飛行機マニアの中年男性が待ち受けていました。時刻表を片手に、「ANAの便が30分も遅れとるんや」とANAの関係者のように心配しています。「あれは熊本からや」「YS11や」などと、盛り上がっておりました。(おわり)  …………………………………………………………………………………………………… (写真1)空港島に隣接するポートアイランドはまだびょうびょうたるサラ地が続く (写真2)展望台で離着陸便を見物する客
神戸空港の建物自体に派手さ、目新しさは特にありません。小さいもんです。北海道の東の果ての釧路空港と同じくらいでした。外見もごく無骨で過剰な装飾などありません。管制塔なんか、刑務所の監視塔を思わせます。「神戸ウォーカー」(2月28日号)の表紙にあった「めっちゃ遊べる」との文言は無理矢理盛り上げようとしすぎでちょっと痛ましい。  1階が到着ロビー、2階が出発ロビー、3階が店舗で屋上が展望台になっています。建物の規模としては、JR加古川駅くらいのものではないでしょうか。建物は神戸にしてはめずらしく「デザインは捨てた」に近い印象です。市役所みたいだ。ごくごくあっさりしておりいかにも「地方空港ですわ」というかんじ。関空と伊丹があるのに、半ば望まれぬまま生まれてしまった、という幸薄い横顔がほの見える気もします。マリンエアなのに深緑のロゴ看板もよくわかりません(写真参照)。 小さな建物ですから、もちろん内部にも大きなショッピング街があるわけではありません。神戸お得意の洋菓子屋が数軒入店しているほかは、牛肉の佃煮や灘の酒など神戸の名産を売る店や小さなマッサージサロン、小型書店があったりといった程度です。一軒だけ、田崎真珠が気を吐いていました。 書店の新書コーナーは平置きの売れ筋31冊のうち6冊が養老孟司本でした。空港利用者の知的水準をバカの壁、いや、馬鹿にしているのか、よっぽど出店料が高くてなにがなんでも大量に売らなくてはいけない切迫感からか。ちょっとさびしい品揃えです。 3階はレストラン街になっていますが、今は見学者が異常に多いのでお昼時はパンク状態。見物に行く人は昼どきははずした方がいいでしょう。ネット多用者にはKOBE DELIという喫茶が無料の高速インターネット回線が9席あっておすすめ。しかもこのPC席が窓際の最上等の位置を占めています。社長がコンピュータ、なかでもApple好きだそうで、1台置いてあるマシンは最新型のIntelチップを搭載したiMacでした。空港のネット環境は案外不便なところが多いのですが、こういう開放的な施設はポイントが高い。  小さな空港ですが、実はこれぐらいの規模が使い心地はいいと思います。国際空港というのはひたすら馬鹿でかいのが多く、到着から出発まで自分がどこにいるのかさっぱりわからず、とにかく表示に従って動くしかない悲しさがありますが、神戸空港の規模だとそういう非人間な感じがなくてよろしい。 施設を総括すると、さっぱりしてて使い勝手はよさそうですが、エンターテインメントの場としては現在は失格、将来は未知数といったところでしょうか。 三宮駅から320円で来れますので、お金のない男性がデートコースにすると安価に意中の女性をだます舞台に使えるかもしれません。飛行機の轟音の中で抱擁したいなら、最終便は21時30分着の羽田便ですので、間に合うように現地入りしてください。
ではこんどは加古川─神戸空港への交通費を検証します。  神戸新空港は 740円(加古川─三宮) 320円(ポートライナー) 合計1060円。 関空は 740円(加古川─三宮) 1800円(バス) 合計2540円 伊丹(大阪)空港はどうでしょうか。 740円(加古川─三宮) 1020円(バス) 合計1760円 第1回の記事では、距離感の比較のため関西国際空港と神戸空港を比較しました。しかし本来、関空は国際空港、神戸は国内空港で性格が違いますから、現実的な比較対象としては伊丹空港を含める必要があります。 神戸空港に比べて、関空は時間でほぼ2倍、金額で2.5倍かかることになります。伊丹は時間で1.5倍、金額で1.7倍という結果です。関空は全行程で鉄道、自家用車を使ってしまうとさらに所要時間・金額のパフォーマンスが目も当てられないくらい下がります。  神戸空港のポイントが高いのは、なにより全行程で鉄道が利用でき、乗り換えが少ない点でしょう。 なぜなら、バスは渋滞で遅れる可能性を払拭できないのが案外大きな問題だからです。何カ月も前から準備してきた出張や旅行が台無しになってしまう可能性を残しているのは、渋滞が慢性化している街中の伊丹空港、ほとんどバスしか交通手段のない関空とも大きなデメリットになっています。関空は5キロもの連絡橋が大風で通行不能になる可能性もあります。伊丹は鉄道利用でも行けますが、乗り換えで所要時間が増えてしまいます。 神戸空港の出発口付近で、記念撮影をしていた60歳代のご夫婦と話しました。兵庫県中部の宍粟市一宮町から行き先不明のミステリーツアーにやって来たそうです。 脱線しますが、ミステリーツアーは空港到着するまで行き先が分からないので、だいたい空港に呼ばれる時間から判断して乗る可能性のある便を読み、行き先の可能性を絞り込んでおくらしい。ご夫婦は仙台か沖縄かと思っていたら沖縄で、ダウンジャケット持ったまま「悲しき亜熱帯」へご招待でした。 兵庫県のど真ん中にちかい一宮町からは神戸空港ですら自家用車で2時間以上かかります。しかしそれでも「ほんまに近くなった」と喜んでいました。兵庫県西部に行けばいくほど、神戸空港の利便性はあがり、逆に京都や滋賀の住人は伊丹のほうがよっぽどいい、という現状が見えます。 ……………………………………………………………………………… (写真1)神戸新空港の滑走路 (写真2)JR三宮駅でのポーライナーへの乗り換えは非常に近い。ポートライナーの車内からの写真で左下に見えるのがJRのホーム。 神戸空港
開港2週目に突入した神戸空港は加古川など播磨地方の住人にとってどれくらい「使える」空港なのか──。実際に行ってみた感想として、関西空港と違ってとにかく圧倒的な近さが大きなメリットで堅実な地方空港という印象でした。ハデさはなく、いまのところ遊園地的に楽しいわけではありません。「神戸ウォーカー」(2月28日号)の表紙に「めっちゃ遊べる」とありますが、「めっちゃ」はウソです。  気になる所用時間はどれくらいかかるのか。現実に即して実測してみます。雑誌などの特集では「列車で最短●分」などとありますが、最短の時間など意味がない。利用者が知りたいのは「最悪でも●分で着く」という情報です。 平日午後1時12分JR加古川駅発の新快速に乗って、28分でJR三宮駅に着きます。すぐ南側にあるポートライナー三宮駅への乗り換えはホームからホームまで歩いて3分ぐらいでしょうか。ポートライナーの発車頻度は、これも朝のごく早い時間と深夜(午前6時以前と午後11時以降)以外は神戸空港行きが10分おきに発車しています。 駅員によると、ポートライナーで三宮駅から神戸空港駅への所用時間が17─18分です。駅を2つほどすっとばす快速に乗ると17分になるわけです。  神戸空港駅に着いてからチェックインまでは劇的に近い。とくに、関西地方の住人はこれまで伊丹・関空という大きな国際空港しか使ったことのない人が結構いるとおもいますが、国内便専用空港というのはなんといっても小規模なのですべてのハナシがはやい。 「神戸ウォーカー」ではチェックインカウンターまで73歩と表現していましたが、なんの誇張もなくそれくらいの歩数で到達してしまいます。ポートライナーの改札を通り抜けたと思ったらもうロビーに到着しているという感覚でした。このあたり、虚をつかれるくらいの手っ取り早さ。これには後述する空港建物自体のシンプルさも功を奏しているようです。 何をやるにもいちいち遠い関空とは逆に、近さを意図的に売り物にしようとしているのでしょうか。 結局、加古川から最悪の乗り継ぎの場合を想定して時間を計ると 28分(新快速) 13分(乗り換え最大) 18分(ポートライナー最大) 1分(チェックインカウンターまで徒歩) 合計60分 となり、JR新快速の加古川発車から合計1時間以内で100パーセントチェックインカウンターに到着します。 これを関空と比較してみます。 28分(新快速→三宮) 15分(乗り換え) 65分(リムジンバス) 3分(チェックインカウンターまで徒歩) 合計111分 神戸新空港は関空のほぼ半分の時間ということですね。  ……………………………………………………………………………… (写真1)展望台から明石海峡大橋を背にした管制塔。 (写真2)JR三宮駅内は神戸空港・ポートライナーへの案内標識が非常に少なくわかりづらく不親切。迷いました。商売敵への案内表示など最低限にするつもりでしょうか。元国有鉄道としてサイテーです。 (写真3)出発ロビー。画面左奥の入り口のすぐ外にポートライナーの改札がある。横断歩道のような模様をたどって右手前が出発口。
 加古川市がJR加古川駅南側広場の計画案を発表して、各新聞にも概要が掲載されました。しかし、この駅南広場が完成しても、混乱した交通状態に解決の見通しはまだ立たない。おまけに、駅南広場には中心部にこともあろうに2階建ての交番が立つ予定で、またもやセンスを疑われる駅前になっていきつつある。 市の高架対策課によると、今回の計画で解決を目指した課題は 一、自家用車と公共車両、歩行者の分離 一、加古川のイメージを重要視 一、駅を中心に活性化 一、バリアフリー化 などでした。 まず同課指摘の、加古川駅前整備の問題点を挙げてみます。最大の問題は、ヤマトヤシキ東を北上する駅前進入路と駅のコンコースの遠さだと同課は言います。道路の拡張工事によって、駅前交通のかなめは駅前通り商店街からヤマトヤシキの東側の県道へと移った。しかし駅舎の入り口は相変わらず駅前通りの延長線上にある。加古川駅は、駅の入り口(図左上)と車の出入り口(図右下)とが対角線に位置しているのでした。 この斜めの動線を自家用車と公共車両で分け合わなければならない。計画では駅前広場の東側を一般車両・西側を公共車両用の駐車スペースとして分けました。広い駅前ロータリーには自家用車は入れなくなります。これは公共車両と一般車の分離からみてしかたないでしょう。しかし自動車の動線が頻繁に交差するという問題が残りました。図中の矢印が車の動きですが、けっきょく出入り口は図右下の県道しかないので、動線が頻繁に交差する結果になっている。 ちなみに駅西から線路沿いを駅前に入ってくる道路はなくなります。どうしても駅前で歩道と交錯するので、これも仕方ありません。西からの車のためには駅前西には小さな専用ロータリーができる予定。図ではM印の西側です。 図を改めて見ていると、駅の東側は空き部屋だらけのサンライズ加古川ビル、南はヤマトヤシキの巨体と、西側は区画整理の進んでいない旧市街。いったい駅前の整備はいままで何を目標にしてきたのか非常に疑問だ。使いやすい駅前になるまでに、いったいいつまでかかるんでしょうか。 駅周辺の整備はいまに始まったことではありませんが、市高架対策課は 「これまでの担当職員も精一杯頑張ったのだとおもうのですが」 と言う。当分は相変わらず自動車交通が輻輳(ふくそう)するややこしい駅前になるのは仕方ないようだ。 相変わらず腹の立つのは、駅南西側の歩道地帯を「里の渡し」、サンライズビルへ向かう東側通路を「杜(もり)の渡し」などと陳腐な名前を付けていること。こういう利用者が実際にイメージするはずがもない愛称をつけるのはいい加減にしろという感じです。今の駅前ロータリーに「タワーパルコ」なんて名前が付いているのを誰か知っていますか。 なのに、図のMの位置にはまたもやモニュメントができます。あまりくだらないものを作ると、グラフィティ少年によるスプレーペイント攻撃の格好の餌食になるので注意してください。 問題は交番の位置だ。「加古川のイメージを重視」(同課)するなら、なぜ2階建ての交番(図中X印)が広場のど真ん中に来るのか。 同課の答え。「駅南の真ん中にあることで、違法駐車や犯罪を抑止する意義がある。また、駅前のどの場所にも駆けつけやすい」。この交番は警察官が常駐する大型交番に取って代わるそうである。 この2階建て交番は駅から出てきた人の目をさえぎる場所にできることになる。新モニュメントは待ち合わせの目印にする予定だそうだが、ここからも交番は丸見えである。加古川の印象を交番にしたいのか。毎日の生活を取るか、万が一の事件事故の時の警察の便利さを取るのか。
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